セラミックは割れやすい？割れる原因や対処法を解説！

「セラミックは割れやすいと聞くけどホント？」 「セラミックが割れないための対処法を知りたい」 このようにお悩みの方も多いのではないでしょうか。 本記事では、セラミックが割れやすいと言われている原因や割れないための対処法、割れてしまったときの応急処置などを解説します。 セラミック治療を検討しているけど、割れやすくないかを心配されている方は、ぜひご覧ください。

セラミックは割れやすいと言われている原因

セラミックは陶器の一種で、お茶碗やお皿などでも使われている材質です。丈夫ではありますが、以下の強い衝撃が加わると割れてしまうことがあります。

• セラミックの強度が低い
• 歯ぎしり・食いしばり
• 適合不良
• 事故や怪我

これらの原因によって、セラミックが割れてしまうことがあります。

セラミックが割れないための対処法

セラミックが割れないためには、さまざまな工夫が必要です。以下で詳しく解説します。

耐久性の高い素材を選ぶ

セラミックには、さまざまな種類があります。耐久性の高い素材を選べば、割れにくいので、医師と相談しながら選ぶとよいでしょう。

• オールセラミック：審美性に優れており、前歯に適している
• フルジルコニア：硬くて強度があり、審美性も兼ね備えている。奥歯に適している
• メタルボンド：金属フレームにセラミックを焼き付けたもので、強度が高い
• ジルコニアセラミック：強度のあるジルコニアフレームの上に審美性の高いセラミックを何層も焼き付けた人口歯冠。奥歯・前歯の両方に適している

これらは耐久性が高い素材なので、割れるのが心配な方や奥歯のセラミックを検討されている方におすすめです。

歯ぎしりや食いしばりを防ぐケアをする

歯ぎしりや食いしばりによって、セラミックが割れてしまうことがあります。日頃から歯ぎしりや食いしばりの自覚がある方は、ナイトガードを付けて寝ることで、セラミックを守れます。 歯科医院で自身の歯型に合ったナイトガードを作れますので、医師に相談してみましょう。

硬いものを食べすぎない

セラミックにした後に食事制限はありませんが、硬いものを食べすぎてしまうと、セラミックが割れるリスクが高まってしまいます。 飴やお煎餅をバリバリと食べないなど、硬いものを食べすぎないように意識して気を付けましょう。さらに、硬い食品を小さくカットすることで、セラミックにかかる負担を軽減できます。

噛み合わせをよくする

セラミックの噛み合わせが悪いと、セラミックが割れる原因となります。 最初はよくてもだんだんと削れてきて、噛み合わせが悪くなっていることもあるため、噛み合わせが合わないと感じたらすぐに歯科医院に行って整えてもらいましょう。

禁煙をする

喫煙をしていると、歯の着色汚れが付いてしまい、見た目が悪くなってしまうことがあります。 また、喫煙は歯茎の血流を悪くさせてしまうため、歯周病のリスクが高まります。歯周病になると、歯茎が痩せてセラミックの安定性が下がり、外れてしまう可能性があります。 セラミック治療をするなら、なるべく禁煙をして、口腔内を清潔に保ちましょう。

定期メンテナンスに行く

セラミック治療を受けたら、定期的にメンテナンスに行くことが大切です。3ヶ月〜半年に1回は、セラミックが割れていないか、噛み合わせのチェックをしてもらいましょう。 また、セラミックの状態を確認してもらうだけでなく、歯垢・歯石除去や歯周病、虫歯がないかのチェックもしてもらえるので、必ず受診しましょう。

セラミックが割れてしまったときの応急処置

セラミックが割れてしまったら、すぐに歯科医院を受診しましょう。しかし、すぐに行けないときもあるかと思いますので、どのような応急処置をすればよいかを解説します。

セラミックを保管する

セラミックが割れてしまったら、すぐに水で洗い流して袋に保管しておきましょう。保管した状態で歯科医院に持っていくと、そのまま再利用できることもあるからです。

口腔内を清潔にする

うがいや歯磨きをして口腔内を清潔に保ちましょう。セラミックが割れて歯が剥き出しになると、そこから細菌感染が起きる可能性があるため、口腔ケアをする必要があるのです。 うがいや歯磨きだけでなく、デンタルフロスや抗菌性のある洗口液を使用するのもよいです。これらの応急処置をしてから歯科医院に向かいましょう。

歯がしみないように気を付ける

神経が残っている歯は、セラミックが割れると歯がしみることがあります。セラミックが割れている状態で、冷たいものや熱いもの、辛いものを食べると歯がしみやすいため、避けましょう。

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セラミックが割れた場合の保障

セラミック治療は、一定期間は保障が受けられます。保障期間内であれば、無料で直してくれる場合があるため、相談してみましょう。保障期間はクリニックによって異なります。 一方で、保障期間内であっても、保障が受けられないケースもあります。

• 定期メンテナンスに行っていない
• 日々のメンテナンス不足
• 事故や外傷など
• 喫煙をしている

これらは、患者様自身がメンテナンスを怠っていたために、セラミックが割れてしまったと判断されてしまい、保障が受けられない場合があります。 日頃から口腔内を清潔に保つことで、セラミックが割れるのを防ぐことが可能です。万が一割れてしまっても、保障が受けられる状態にしておくことを心がけましょう。

セラミックが割れてしまった場合のよくある質問

ここでは、セラミックが割れてしまった場合のよくある質問にお答えします。 セラミックが割れてしまった際の痛みや治療方法などが気になる方も多いのではないでしょうか。 疑問点や不安なことがある方は、ぜひご覧ください。

割れたセラミックを持っていけば再利用できる？

セラミックの損傷具合によって異なります。小さな欠けや割れであれば再利用が可能な場合もありますが、大きな割れがある場合は交換が必要になることが多いでしょう。

割れてしまったときに痛みは感じる？

歯の神経に近い場合は痛みを感じやすくなります。上記でもお伝えしたように、冷たいものや熱いもの、辛いものは痛みを感じやすいので避けましょう。また、細菌感染のリスクもあるため、早めに受診しましょう。

もう一度セラミックにするのは不安。他の治療方法はある？

一度セラミックが割れてしまうと、またいつか割れてしまうのではないかと不安になってしまいますよね。そのような方は、耐久性の高い材質を選ぶことで解決できるかもしれません。

• フルジルコニアクラウン
• メタルクラウン
• E-maxクラウン
• ジルコニアセラミッククラウン

これらの素材は、より耐久性に優れているため割れにくいと言われています。

セラミックが割れないように、日々のケアをしっかり行おう！

本記事では、セラミックが割れやすいと言われている原因や割れないための対処法について解説しました。 セラミックは審美性があり、天然の歯に近い見た目になれる一方で、材質や扱い方によっては割れてしまうこともあります。 セラミックが割れないようにするために、ナイトガードを使ったり、硬いものを食べすぎないことなどに気をつけることが大切です。 もし割れてしまったら、すぐに受診をし、正しい治療を受けましょう。